チーム荒木ゼミ合宿「徳島の新居照和さん」

CATEGORIES:
旅先日記 チーム荒木 草屋根ブログ
DATE:
2024-04-30

チーム荒木こと、関西大学建築学科荒木ゼミの卒業生の会は、年に1回のペースで先生も参加されるゼミ合宿があります。

今回は、関西大学建築学科ご出身で徳島に事務所がある新居照和さんを訪ねました。

新居さんは、インドのアーメダバードのドーシ(コルビジェの弟子)の元で働かれたのち、1991年から徳島に戻られて奥様のヴァサンティさんと一緒に設計活動をされている、以前からお会いしたかった建築家です。

「人と自然の豊かな循環関係を再構築」というコンセプトを掲げられていて、事務所でまず案内されたのが、手作りの浄化槽。

確かに。汚した水はきれいにして、戻す。という徹底ぶり。その水を使って家の周りに巡らせたせせらぎが美しい。

1泊2日でいろいろな作品をご案内いただき、豊かな緑や、スロープによるバリヤフリーと建物を湿気から守ることをどのように両立させるか?軽やかに見せるデティールなど、とても勉強になりました。

また、夕方は90分の講義をしてくださり、スライドを元に、インドの建築の成り立ちや風土、インドでのコルビジェやルイスカーンの作品、ドーシ事務所でのお仕事、考えなど、たっぷりと良いお話を伺うことができました。

ちょうど92歳のお誕生日を迎えられた荒木先生を、みんなでお祝いすることもできました。

船に乗ったり、徳島ラーメンや海鮮を食べたり、徳島の魅力満載の企画をしてくださり、今回も大変充実した合宿。

ご準備いただいた、11期の村上さん、新居さん、はじめチーム荒木の素晴らしいメンバーに感謝しかありません。

yuri

関西大学の村野藤吾建築(接点のデザイン)

CATEGORIES:
関西大学の村野藤吾建築 ヘリテージ
DATE:
2024-04-15

村野藤吾さんは、何かと何かがぶつかるところをとても意識して設計しています。

壁の足元をちょっと透かしたように見せてボリュームのある校舎を軽やかに見せたり。

階段と床がぶつかる部分を、浮いたように見せたりは、散見されます。

 

 

 

 

 

 

もうすぐ取り壊しの一高校舎では、手すりの足元を少し広くしたことで、逆にべったりくっつけている。踏み面に角度がついて面白

かった。

yuri

 

 

 

関西大学の村野藤吾建築(素敵な金網)

CATEGORIES:
関西大学の村野藤吾建築 草屋根の会 ヘリテージ
DATE:
2024-04-03

関西大学で村野藤吾建築を巡っていると、こんな金網を良く目にします。

ちょっとだけカットすることにより、素敵な幾何学模様が見えてくる。

ローコストデザインならではの素敵な発想。

 

面格子に。

 

 

扉に。

 

 

渡り廊下の手すりにも。

 

スクリーンにも。

 

そして全部デザインが違う。

yuri

 

文化遺産信託研究会

CATEGORIES:
旅先日記 ヘリテージ
DATE:
2024-04-02

入会して間もなく、初めて総会の場は、ヴォーリズ建築の神戸女学院。

ここで毎朝のミサのあと授業があるそうです。

窓上の白い天井が、光を受けて木蓮の花びらのよう。

 

階段の足元。

 

ブルーの効いた暖炉の縁のタイルも綺麗だった。

 

なかなか見ることのできない、貴重な建築の見学の機会もありそうで、楽しみです。

https://bunkaisan-shintaku.org/

yuri