かねてより見学したかった、大阪木材仲買会館。10年を経てどのようになっているのかを、建築士事務所協会青年女性部近畿ブロック協議会大阪会女性部会の方々にお世話になり、詳細に見学させていただくことができた。
説明してくださったのは、設計者の竹中工務店白波瀬さん。
既存の桜の木を囲む形で大きなアールを描く南面バルコニー。
構造は、1階はRC造。2,3階はRCと木造の混構造で、木造部分は、すべて木製引き戸で開閉できる。
大きな軒で外部を守ってはいるが、バルコニーの木の手すりは傷んで来たので、外されており、2階はカンナ掛けで再利用、3階は更新されるとのこと。そのために、施主が塗料や樹種などの検証中とのこと。
バルコニーの段差は、木製建具を雨から守る意味と、座って桜を楽しむという意図がある。
内部は、集成材の梁と柱、無垢の床で、構成されて、避難安全検証法により、特殊な不燃材料を極力使わずに設計され、竪穴区画も無く優しい。
大変勉強になり、元気をいただきました。
大阪木材仲買協会の方々、竹中工務店のご担当の方々、大阪会の方々、本当にありがとうございました。
yuri